CPAP・・・やっぱりノドが渇く2|You-MOST
2020/11/09
続・CPAPあるある ~口渇について~
前回は冬の乾燥は何故?というところでしたね。
今回はCPAP治療で感じる乾燥の謎?について解説していきます。
CPAP装置は室内の空気を送っているだけなので、その部屋で普通に呼吸していて感じる乾燥感とCPAPの使用の有無で基本的には変化はありません。
何故なら、CPAPを使用していても、していなくても吸っている空気の量に大きな差はないからです。
ところが、CPAP治療をしている人で乾燥を感じる人とそうでない人がいます。
その差はいったい何でしょう?
ズバリ!多くの場合は開口(口を開けているか口呼吸をしているか)による漏れが原因でしょう。
走っている車から顔を出し口を開けてみると良く分かります。しかし、危険ですからやめてくださいね!
勢いのある空気が通ると、水分を奪っていきます。それによって「乾燥感」を感じてしまう訳なのです。
その「乾燥感」は時に大きな刺激として感じることがあります。
鼻水や鼻詰まりといった ” 鼻炎 ” 症状やくしゃみが出やすくなったり、ひどくなれば出血することもあるようです。
CPAP使用時の乾燥対策として『加温加湿器』や『口テープ』などがあります。
しかしながら、開口によって起こっている漏れが原因の場合、乾燥感の改善までいかないことも多くみられます。
加温加湿器を使用することで鼻の症状は軽くなるという経験はたくさんありますので、使ってみることでCPAPの使用を継続できるようになるかもしれませんね。
CPAPの使用においての一番の敵は「開口」…つまり、口を開けてしまう事なのです。
これを防いでくれる唯一のアイテムが『チンストラップ』と呼ばれる、あごを開けさせないための紐です。
このようなものを使って、強制的に口を開けないようにすればすべてがクリアになります!
しかし、チンストラップを締めることで顔の中心にお肉が集まり、マスクからの漏れが増えてしまうこともあるのでマスク選びも同時に必要かもしれません。
使用用途は違いますので、説明も変わってしまいますが「口を開けないような力が加わるように使う」と良いでしょう。
口を開けさせない力は ” 縦 ” に力が加わるので、前にズレていきます。前に落ち込まないように、後ろへ引っ張る力が加わるように加工してやると支えになるのでより効果が上がります。
詳しくは個別でお問い合わせください。
やっかいな開口による口からの漏れ・・・
フルフェイスマスクに逃げても、なかなか改善はしません。
口を開かないようにすることで対応していきましょう!