CPAPの機能と効果|You-MOST
2020/03/08
CPAPの機能や効果について
CPAPにはいろいろなメーカーがあり、さまざまな機能があります。
「特許」に関わることもあり、似たような機能で名前を変えていたりや微妙な違いを出していたりしますが解説できる限りで表現していきます。
メーカー名(国名)・・・日本での取扱店
- ResMed(オーストラリア)・・・テイジン、フクダLTなど
- Phillips(アメリカ)・・・フィリップス
- F&P(ニュージーランド)・・・フィッシャー&パイケル
- APEX(台湾)・・・マグネット
- Sefam(フランス)・・・マグネット
- メトラン(日本)・・・小池メディカル、サイサン
・流通台数から上記のような順になると思われます。
上位2社が市場の8割くらいを締めているのではないでしょうか。
どちらのメーカーもCPAPという治療がSASに効果がると証明してきたメーカーであり先駆者(老舗)ですね。
F&Pは人工呼吸器の加温加湿器を製造していたメーカーでした。
マグネットさんは各国のメーカーを一手に輸入しているので、経験も豊富で安心できる日本のメーカーさんです。
皆さんは「国産」と聞くと=「安心」と思いますよね?
ところが・・・このCPAPに限ってはそうとは言い切れません。
私も過去に「国産」のCPAPを扱ったことがありますが、他社と比較すると比べようのないくらいの故障率でした。それも、単純な部品が簡単に折れてしまうのです。そんなトラブルを抱えながらマイナーチェンジしたのが「色」だけでした。これには呆れてしまいました。
特許の縛りなどもあるので日本から良い製品が出てくるのは難しいでしょうね。
消費される数や薬事承認の観点からも大手の電機メーカーが参入してくる可能性も低く、まともな商品が生産される可能性はとても低いのではないかと推察します。
また、それを扱う優秀な日本側のメーカーさんは日本に”数えるほどしかいない”という現状ですから。
それを踏まえて解説していきたいと思います。
日本ではCPAPを処方されるときはほどんどの場合「AutoCPAP」で使用されます。
固定の圧力で処方する先生は少ないのが現状ですね。
まずはその違いから
固定圧支持の意見
CPAPタイトレーションという検査をしたときに、夜通し監視して無呼吸や低呼吸の起きない圧力を探し当て処方圧力とする。・・・しっかり監視、観察していたから決めた圧力なので自信がある。
Auto CPAP支持の意見
CPAPタイトレーションをしていても、その日のデータであり毎晩違う状況にあるので無呼吸になる予測をしながら自動で圧力を調整してくれる器械に任せた処方。
どちらを支持する先生なのかによって患者さんの処方は変わります。
しっかり勉強して「こっちの方がいい」と先生にお願いしたら変更してもらえるかもしれませんね。
また、本来の処方から変えざるを得ない状況になり変更する場合もあります。
1.ランプタイムを長くとっても入眠の妨害になってしまうからAutoへ変更
2.圧力の変動に敏感で起きてしまうので固定圧へ変更
など。
CPAPを導入した後の様子をヒアリングしてもらい、問題があるようでしたら解決の向けて指導してもらいましょう。
次回へ続く・・・